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最終回 印刷物紹介 イタリア編

こんにちは。カリカリ梅です。

梅雨も明けて夏本番の暑さの中、今回でブログも最終回です!

毎週印刷物を取り上げて紹介してきた当ブログですが、ラストということで、イタリア編をお送りいたします!

それはですね、今年のイタリア、何かと話題が盛りだくさんだからです!

まずは聖年
バチカンでは25年に一度の特別な年ということで、通常は閉ざされているバチカンの「聖なる扉」が開かれることで始まり、世界中から巡礼者が集まっていて、今年のローマの街はちょっぴり特別な空気に包まれています。

そして、いまイタリア発の映画で注目なのが。「教皇選挙(コンクラーベ)」!

見た方いらっしゃいますか?

教皇選挙 : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画 - 映画.com

↑カトリック教会の「次の教皇を決める」舞台裏を描いたストーリーなんですが、枢機卿同士の駆け引きや人間ドラマがとにかく重厚!

宗教や歴史に詳しくなくても楽しめますし、「こんな世界があるんだ…!」と引き込まれること間違いなしです!春に公開されたものですが、口コミでじわじわ広がって人気爆発中。まだ上映しているところも多いです!気になってる方は、ぜひお早めに!

私も公開されてすぐ見にいきましたが、2025上半期映画ランキング上位に食い込む良作でした!

次のローマ法王を決めるべく、中年男性たちがあーだこーだと揉めているだけなのになんだこの満足感は。かなりおすすめです◎

また、公開数ヶ月後ローマ教皇が帰天され、実際に教皇選挙が執り行われるというまさかの出来事!日本からも2名の枢機卿が参加していたようです。映画で予習していたので、普通のニュースがもっと興味深く、感慨深いものになりました。

そんな今年大注目のイタリアから、印刷物をご紹介します。

こちらです!

花の都・フィレンツェを代表する美術館、ウフィツィ美術館の入場チケットです。

今年の3月、卒業旅行でイタリアに訪れた際の思い出の品です。

フィリッポ・リッピによる「聖母子と二人の天使」がプリントされています。ルネサンスの時代こういった聖母子の絵は数多く描かれましたが、こちらはフィレンツェの聖母子と呼ばれています♫

取り上げたいのは、ここの部分です。

プツプツとした線がありますね。

こちらは「ミシン目加工」といって、縫い目のように点々と小さな穴が並んだ加工です。その穴に沿って、軽い力でピリッと気持ちよく切り離すことができます。

みなさんも、一度は見かけたことがあるのではないでしょうか?

ミシン目加工の用途はさまざまで、たとえばこういったイベントのチケット(半券部分)、お店の割引クーポン、領収書や明細書の控え部分などです。

ちなみに、今回のチケットに使われているのはおそらく一般的なミシン目加工なのですが、
ほかにも「マイクロミシン」という種類もあります。

マイクロミシンは、点々(穴)の間隔がさらに細かくて、見た目にも目立ちにくいのが特徴。
機能は同じでも、デザイン性や仕上がりの美しさを求める場面では、マイクロミシンが選ばれることもあります。

小学生のころ、みんなが班長とか委員会とかをやっている中で、私は「なんでも係」というのを勝手に作り、勝手に活動していました。先生がある日ミシン目を作れる機械?を買ってきたんですが、それで私は学校で配られるおたよりを毎日よさそうなところで勝手にミシン目にしていた記憶があります!ミシン目係爆誕

あのピリピリする感じが好きで昼休み自分で作って自分でピリピリしてました。陰気臭い子供です。

と、ここらへんで今週も、旅のことをちょっとだけ紹介させてください。

ウフィツィ美術館では誰もが知っているボッティチェリの名画「ヴィーナスの誕生」、ダヴィンチの「受胎告知」などなど有名な絵画がたくさん見られました!

↑これは受胎告知。本物は光と影の印象がもっと強くて、感動しました。

しかしですね、ウフィツィで私が1番楽しみにしていたのはこちらでした!

カラヴァッジョ『メデューサの首』

すごいインパクトでした!やはり本物は違います。

目を合わせたら岩にされるといわれ、髪の毛はヘビ、歯はイノシシの歯、手は青銅で出来ている、という役満メデューサさんはギリシア神話の怪物で、ダヴィンチやルーベンス、ダリなど多くの人に絵にされてきました。

ルーベンスのメデューサはしっかり怖いので、怖いのが苦手な方には要注意ですよ!

そんな中でも私はカラバッジョのメデューサが1番のお気に入りです。

理由は、

盾に描かれているというところがカッコイイ☆から☆

物騒な世の中ですし、私も護身用にパスケースとかにメデューサの絵を入れておこうかな。

②ずっと見てたら、いつか目玉がぎゅるっと動いて目を合わせてくれそうな感じがするから☆

数ミリずれたら目が合いそうな、絶妙な視線の角度がたまらない。

の2点です。

そして一応カラバッジョの肖像画という扱いでもあるところも好きです。どんな絵画も背景を知ると面白いです!

ウフィツィ美術館的にも名物扱いされているのか、マグカップやステッカーをはじめとして、メデューサの首グッズがたくさんありました!

こうやっていろんな所に行っていろんなものを見たいなーと、ミラノの教会で、ベネチアの広場で、ウフィツィの廊下で、しみじみ思ったのを覚えています。

この世のすべてを見てみたい!すべて私に見せなさい!といつも思っている私ですが、いろんな企業様に出入りして、いろんな働く人を見ることができるこのお仕事をとても楽しく、ありがたく感じております!

またいつかイタリアに行けるように、まずは目の前のお仕事をコツコツと!まずはテレアポで新規訪問頑張るぞ!

全8回のブログでしたが、少しでも面白がっていただけていたら本望です。

コメントをくれた方々、ご覧いただいた方々、ありがとうございました!

それでは皆様、アリーヴェデルチ♡

  • コメント ( 4 )

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  1. さわい

    トムハンクス主演の「天使と悪魔」もコンクラーベ理解に関してはオススメ。
    あのオビワン…じゃないユアンマクレガーが劇中ケレン味たっぷりにバチカン宮殿観光案内もしてくれています。

  2. 74

    ブログ完走おめでとうございます!!

    高校生の時にすごくイタリア好きでした!
    バッジョ、ヴィエリ、デルピエロ。。。

    ウメカリさんのワードチョイスやその挿し込み方に毎回楽しませてもらいました!

    今回で終わらないでもいいはずなので、良ければ続けていただければと思います。。。

  3. hirata

    昔、パンチェッタ・ジローラモに似てると言われてから勝手に前世はイタリア人だと思っている私です。

    北から南までどこもかしこもワインの産地ですが、特に私はイタリア南部の赤ワインが一番好きです。
    ブーツの踵あたりが有名な産地らしいので、その辺のリゾートでpizzaとワインを楽しみたいですね。

    考えてみたらイタリアにだってミシン目はありますよね?!w
    でも急になんかミシン目でイタリアが身近に感じられましたw こんな印刷用語解説初めてです。

    ブログ8回、お疲れ様でした。毎回楽しかったです!

  4. isoken

    Ci vediamo presto!
    2か月間にわたり、印刷に関する情報発信をお疲れ様でした
    人の目から見た印刷物紹介って面白いですね
    読んだ際に、初心に戻れます(笑)

    今後も沢山の印刷物を観て触れてください
    形やデザインが自分好みだなぁ~という商品があれば、是非真似てください(^^♪
    お客さんにこんなイメージではいかがって、提案するだけです(笑)
    自分好みの印刷物が創れる営業特権ですね
    もちろん、顧客目線で「伝えたいを叶えたい」をモットーに!

    情報をありがとうございました

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