
第6回 印刷物紹介
こんにちは!カリカリ梅です。
先週ついに名古屋も梅雨入りし、今年も雨の季節がやってきましたね。
雨だと外に出るのが正直ちょっと憂うつになってしまいますが、私は雨の音がけっこう好きだったりします。
傘にパラパラと当たる音が気持ちよくて、大雨の中をついつい歩き続けて、気づいたら数時間経っていたことがあります!
皆さんは「1/fゆらぎ(エフぶんの1ゆらぎ)」をご存知でしょうか?
1/fゆらぎ、というのは、「規則正しさとランダムさのちょうど中間」のようなリズムや揺れのことで、自然界や音楽、人間の生体リズムによく見られる一見規則的でありながら不規則に変化するリズムのことです。
焚き火のパチパチ音や川のせせらぎなども当てはまるそうで、人の心身にリラックス効果や心地よさをもたらすそうです!
私はこれを知ってから、寝つきの悪い日やリラックスしたい時には1/fゆらぎを聞くようにしています。
じめじめの季節ですが、自分なりのリラックス方法を見つけながら、元気に乗り切っていきたいですね!
さて、これまで印刷物を取り上げながら紹介してきた当ブログですが、今回は印刷方法そのものについてご紹介していきたいと思います!
印刷とひとくちに言っても、実はさまざまな方式があります。
今日は、私たちの身近なところでよく使われている、代表的な印刷方式を3つご紹介します!
①オフセット印刷
版に描かれた絵柄を、まずゴムのブランケットに転写してから紙に印刷する方法で、直接紙に印刷しないので「オフセット」と呼ばれています。
ちなみに、弊社が誇る印刷機、印刷機界のメルセデス・ベンツこと「ハイデルベルグ スピードマスター XL106-4P CO2ニュートラル」も、このオフセット印刷機です!
細かい文字や写真も高精度で再現でき大量印刷に適していることが特徴で、商業印刷の定番です。
書籍(小説、雑誌など)やチラシ、パンフレット、ポスターなど幅広い印刷物で使われています。
②グラビア印刷
小さい凹型のくぼみ部分にインクを流し込み、フィルムに転写する方法です。濃淡の表現が得意で、発色が良いのが特徴です。
鮮やかな色が出やすく、大量生産向きなのが特徴で、主にフィルム素材や包装に使用されます。
お菓子や飲料のパッケージ、シャンプーなどの詰め替えパウチ、化粧品のパッケージなどに多く使われています。
↑毎日お世話になっている方も多いであろう、こういった交通系ICカードの絵柄もグラビア印刷で製造されています。
③スクリーン印刷
メッシュ状のスクリーン版にインクを押し出すことで印刷する方法で、紙以外の素材にも対応できます。
インクの厚みが出やすく、立体感や耐久性に優れていることが特徴で、少量生産にも向いています。
Tシャツや布製品、電化製品の操作パネル、ガラス容器などに多く使われています。
↑高校の文化祭などでこういったクラスTシャツを作ったことがあるという方も多いのではないでしょうか!
これにも、まさにスクリーン印刷が使われています。
いかがでしたか?
私自身、駒田に入社して印刷のことを学び始めるまで、こんなに多くの印刷方式があると知りませんでした。
しかし、印刷について学べば学ぶほど普段の生活で見かける印刷物の解像度が上がっていくのを感じてとっても楽しいです♪
身の回りにあるものがどんな印刷方法でできたのか、ちょっと気にしてみると面白いかもしれません!
来週もお楽しみに!
この会社の面接を受けに来た時、同業他社からの転職組(まだその時点では在職中)だった私は、
「使ってる印刷機のメーカーはどこですか?」と聞かれ、「あ、試されてる」と思いました。
もちろんちゃんと答えられましたが、どことなく「へへっ!うちはベンツだもんね」みたいな空気を感じたことを今も覚えています(笑)